宇宙が銀河で出来ていることを発見したハッブル宇宙望遠鏡とその後続

目次

ハッブル宇宙望遠鏡の始まり

ハッブル宇宙望遠鏡は1990年から地球の周回軌道にのせられた宇宙を観測するための望遠鏡です。

それが映し出す宇宙の景色は異世界のような美しさがあるので是非見てみてください😊

ハッブル望遠鏡 50の傑作画像

当初運用は15年を予定していましたが未だに現役です。毎年のように地球落下やら引退やら話題に上がっていますが、昨年も修理され復活を果たし撮影を再開しているようです。

他にも打ち上げられた宇宙望遠鏡はありますが、最近でも太陽のような恒星になりきれなかった褐色矮星(brown dwarfs)に対して新たな発見をするなど情報は活用されています。

ハッブル宇宙望遠鏡の概要

全長13メートル、重さ12,000キロあり地球から約600キロメートル上空にあります。地球の周りを時速約2万8000kmで動いています。

地球の大気の影響を受けずに宇宙を観測できるため、非常に高い解像度を持っています。よって具体的な数字はありませんが、地球から数十億光年も離れた銀河や星団を観測することができます。

これまでの成果

この宇宙望遠鏡によって私たちの宇宙に対する常識が形成されている、といっても過言ではないくらい今では当たり前の事実を見つけています。

中でも最もすごいとされるのは以下5つの成果です。

  1. 宇宙膨張の加速を測定:ハッブルは、宇宙の膨張速度が加速していることを発見しました。これは、宇宙論の標準モデルである ΛCDM モデルの重要な予測です。
  2. 超大質量ブラックホールがほとんどすべての銀河の中心にあることを発見:ハッブルは、ほとんどすべての銀河の中心には超大質量ブラックホールが存在することを発見しました。これらのブラックホールは、銀河の形成と進化において重要な役割を果たしていると考えられています。
  3. 太陽系外惑星の証拠を初めて得た:ハッブルは、太陽系外惑星の証拠を初めて発見しました。この発見は、太陽系が宇宙に唯一の惑星系ではないことを示しており、他の恒星の周りに地球のような惑星が存在する可能性を示唆しています。
  4. 星の一生を研究:ハッブルは、星の誕生から死までの星の一生を研究してきました(恒星の大きさによって超新星爆発を起こすケースとそうでないケースがある等)。これらの観測は、星の形成と進化を理解するのに役立っています。
  5. 銀河の形成と進化を研究:ハッブルは、銀河の形成と進化を研究してきました。これらの観測は、銀河の構造と進化を理解するのに役立っています。

それ以外にもたくさんありますが、一旦30個リストしておきます。

  1. 宇宙膨張の加速を測定
  2. 超大質量ブラックホールがほとんどすべての銀河の中心にあることを発見
  3. 太陽系外惑星の証拠を初めて得た
  4. 太陽系のさまざまな惑星で生じる気象現象を観測
  5. 星の一生を研究
  6. 銀河の形成と進化を研究
  7. 暗黒物質と暗黒エネルギーの性質を調査
  8. 宇宙の最も遠い天体を観測
  9. 美しい宇宙の画像を撮影
  10. 太陽系外惑星の大気の特徴を解明
  11. 太陽系の彗星や小惑星の詳細な観測
  12. 銀河系の中心にあるブラックホールの質量を測定
  13. 銀河の衝突や合体の過程を詳細に観測
  14. 超新星爆発のメカニズムを解明
  15. 星形成領域の詳細な観測
  16. 惑星状星雲の形成と進化を研究
  17. 宇宙塵の性質を解明
  18. 宇宙マイクロ波背景放射の性質を研究
  19. 宇宙論パラメータを精密に測定
  20. 天文学教育や普及に貢献
  21. 水星の大気中に水素を発見
  22. 金星の厚い雲の層を透過して地表を観測
  23. 火星の地形や気候を詳細に観測
  24. 木星の衛星系を詳細に観測
  25. 土星の衛星系を詳細に観測
  26. 天王星と海王星の詳細な観測
  27. 冥王星の詳細な観測
  28. 太陽系外縁天体の発見
  29. 彗星の起源と進化を研究
  30. 小惑星の起源と進化を研究

運用開始から 30 年が経過した今も、ハッブル宇宙望遠鏡は新しい発見を続けています。その観測結果は 100 万件を超え、天文学者はそこから 21,000 件を超える科学論文を執筆しています。120 万以上の出版物がこれらの原著論文を参照しており、その数は 1 日あたり平均 150 を超えるペースで増加しています。

https://science.nasa.gov/mission/hubble/science/science-highlights/

最新のジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡は2021年にNASAによって打ち上げられました。

2023年には120-130億年前の遠方宇宙に10個のブラックホールを発見することに成功するなど、こちらも想像も出来ない事実を発見しています。

他にも太陽系外の惑星における生命の手がかりを見つけた可能性があることを、数年以内に地球外生命物体は見つかる

2009年には複数存在していた、太陽系の中に存在する生命物体に関する仮説も太陽系では残すところあと1つといった状態まで解明されてきました。ちなみに今太陽系で最も生命がいると

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡に関してはまた別の記事で書きます。

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