4月9日に北米で観測される皆既日食(ライブ配信)と今後のスケジュール

米国日時は4月8日12時から、日本日時は4月9日(火) 3時の夜中からメキシコ、アメリカ合衆国、カナダの広域で確認することができます。

目次

皆既日食をライブ配信で

皆既日食とは新月の際に太陽と地球の間に月が入って、月が完全に太陽を隠す現象を指します。完全に隠すため、晴れていても空が暗くなる現象です。北米で次に皆既日食が見られるのは2044年、日本で皆既日食が見れるのは2035年9月2日なので、いかに珍しい現象なのかが分かるかと思います。

曇りや雨だと残念ながらあまり変化がないみたいですが、太陽が少しでも見える状況だと見応えは十分。日本時間だと深夜ですが、space.comにてライブ中継を見ることができます。

興味ある方は下記で配信を視聴してみてください(外部リンク、space.comサイトへ遷移します)。

軌道を見たい方はこちら(NASA公式サイトより)

今後の日食・月食スケジュール

情報元はNASAの公式サイトおよび国立天文台公式サイトです。日食は観測範囲が限定的ですが、月食は比較的広範囲で見ることが可能です。NASAにて「Asia」記載がある場合は日本で観測可能としています。

日食-2041年まで

日付現象エリア
2024年04月09日皆既日食(中心食)北米、太平洋など
2024年10月03日金環日食(中心食)南米南部、南太平洋など
2025年03月29日部分日食(部分日食)北大西洋、ヨーロッパ北部など
2025年09月22日部分日食(部分日食)南極、ニュージーランドなど
2026年02月17日金環日食(中心食)南極
2026年08月13日皆既日食(中心食)北極付近、ヨーロッパ西部など
2027年02月07日金環日食(中心食)南太平洋、南米、南大西洋など
2027年08月02日皆既日食(中心食)アフリカ北部、インド洋など
2028年01月27日金環日食(中心食)南米北部、大西洋など
2028年07月22日皆既日食(中心食)インド洋、オーストラリア、ニュージーランドなど
2029年01月15日部分日食(部分日食)北米など
2029年06月12日部分日食(部分日食)北極付近、ヨーロッパ北部など
2029年07月12日部分日食(部分日食)南米南部など
2029年12月06日部分日食(部分日食)南極など
2030年06月01日金環日食(中心食)日本、ユーラシア大陸北部など
2030年11月25日皆既日食(中心食)アフリカ南部、南インド洋、オーストラリアなど
2035年09月02日皆既日食(中心食)日本、中国など
2036年02月27日部分日食(部分日食)オーストラリア、ニュージーランドなど
2037年07月13日皆既日食(中心食)オーストラリア、ニュージーランドなど
2041年10月25日金環日食(中心食)日本、アジア
※いくつか日本に関連のない日食を掲載スキップしています

月食-2030年まで

日付現象国内観測可否
2024年09月18日部分月食日本で見えない
2025年03月14日皆既月食日本の一部で部分月食が見える(月出帯食)
2025年09月08日皆既月食日本で見える
2026年03月03日皆既月食日本で見える
2026年08月28日部分月食日本で見えない
2028年01月12日部分月食日本で見えない
2028年07月07日部分月食日本で見える(月入帯食)
2029年01月01日皆既月食日本で見える
2029年06月26日皆既月食日本で見えない
2029年12月21日皆既月食日本で見える(月入帯食)
2030年06月16日部分月食日本で見える(月入帯食)

星は一定の法則に基づいて移動するので、NASAは2050年、2100年とはるか先の予定までリストしています。ここまで先が見通せるって改めて考えるとすごいですね^^

まとめ

今回は北米ですが、月食は毎年、日食は部分日食や金環日食含めると日本で最短2030年に観測可能です。もちろん、曇ったり雨が降ったりすると観測してもあまり空に変化がありません。space.comの記者、Joe Rao氏がさまざまな天気パターンにおける見え方を教えてくれています。興味がある方はそちらもご覧ください。

これからの日食・月食が楽しみですね!

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