2024年のオーロラはすでに予測できる!?予測カレンダーとリアルタイム映像

先日日本で太陽フレアによる赤いオーロラが観測されました。

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オーロラが発生する仕組み

オーロラは、電気を帯びた粒子(プラズマ)が宇宙から飛び込んで大気中の空気を光らせることで発生する現象です。

太陽からプラズマ粒子(太陽風)が放出され、それが地球の極地の高層大気と衝突して発光します。 一種の放電現象なのです。 オーロラは、地上から100~500kmの高さで光っています。 プラズマ粒子が大気中の原子や分子と衝突して発光するのがオーロラです。

JAXA https://www.jaxa.jp/article/interview/2013/vol79/index_j.html#:~:text=%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%9E%E7%B2%92%E5%AD%90%EF%BC%88%E5%A4%AA%E9%99%BD%E9%A2%A8,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

色が変化するのは花火と似たような原理らしく、物質の種類や受けとる熱エネルギーの大きさによって変化します。例えば窒素とぶつかると青やピンク色になるといった具合です。また高いところでオーロラが発生する際は赤くなる傾向があります。

北極や南極の近くだと頻繁に観測できる理由は、その周辺だと地球の磁場の影響からプラズマが地面に向かってやってきて、大気とぶつかるからです。観測しやすい高さでオーロラが発生します。

太陽フレアとは

太陽フレアとは太陽面にある黒点の周辺で明るく光る爆発現象のことを指し、太陽大気のガスであるプラズマや、人体に有害な高エネルギーの粒子、大量の放射線が発生します。宇宙飛行士の被ばくも懸念される太陽フレアですが、2024年5月11日に発生した太陽フレアによる人体への大きな影響はなかったとのことでした(情報通信研究機構宇宙環境研究室の津川卓也 室長より)。

オーロラ観測サイト

さてそんなオーロラですが、ある程度観測予測が立っています。国立研究開発法人 情報通信研究機構 電磁波研究所 宇宙環境研究室が運用している下記サイト

https://aurora-alert.nict.go.jp

ではリアルタイム映像やカレンダーを見ることができます。

リアルタイム映像

世界地図とともに、40分後先の未来までのオーロラ発生場所と色を把握できます。他にもリアルタイムで北極・南極に設置されているカメラの映像を見ることもできます。アーカイブ動画もあり、過去のより特徴的なオーロラを観測できます。

出典:宇宙環境研究室 https://aurora-alert.nict.go.jp

予報カレンダー

予報カレンダーによると、次に色とりどりのオーロラが夜空を舞うのは5月23日(木)です。併せて満月や新月カレンダーもあるため、月の光によるオーロラの見えやすさは変動があるかもしれません。最も空が暗くなり星がよく見える新月とオーロラ周期が重なるのは6月7日(金)です。

まとめ

10年ほど前ノルウェーに行ったことがありますが、その際は緑色の小さなオーロラが見えるのみでした。肉眼で見えるオーロラの光には限界がありますが、高性能レンズを通して見るオーロラは神秘的です。先日の赤いオーロラが見えること、地上近くでオーロラが発生することは稀みたいですが2024年・2025年は太陽フレアが活発に動くとされています。また11年周期で同様の現象が発生するみたいなので次も楽しみですね!

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