米国日時は4月8日12時から、日本日時は4月9日(火) 3時の夜中からメキシコ、アメリカ合衆国、カナダの広域で確認することができました。
宇宙飛行士の若田光一さんもテキサスで昼間なのに夜のような体験をしたことをX(Twitter)で発信していました。
NASAもYouTube動画を発信しています。3時間と長いので、皆既日食の様子を写している2時間後に合わせたURLをこちらに貼り付けておきます。 https://www.youtube.com/live/2MJY_ptQW1o?feature=shared&t=7904
(credit: NASA 2024 total solar eclipse)
4月9日の皆既日食をライブ配信で
皆既日食とは新月の際に太陽と地球の間に月が入って、月が完全に太陽を隠す現象を指します。完全に隠すため、晴れていても空が暗くなる現象です。北米で次に皆既日食が見られるのは2044年、日本で皆既日食が見れるのは2035年9月2日なので、いかに珍しい現象なのかが分かるかと思います。
曇りや雨だと残念ながらあまり変化がないみたいですが、太陽が少しでも見える状況だと見応えは十分。日本時間だと深夜ですが、space.comにてライブ中継を見ることができます。
興味ある方は下記で配信を視聴してみてください(外部リンク、space.comサイトへ遷移します)。
次の皆既日食は2026年08月13日、北極付近とヨーロッパ西部にて
北米の皆既日食は天気も良く、素晴らしい体験だったみたいですが次は2年後です。
日本は2035年でまだ先ですが、金環日食は2030年に控えています。
今後の日食・月食スケジュール
情報元はNASAの公式サイトおよび国立天文台公式サイトです。日食は観測範囲が限定的ですが、月食は比較的広範囲で見ることが可能です。NASAにて「Asia」記載がある場合は日本で観測可能としています。
日食-2041年まで
日付 | 現象 | エリア |
---|---|---|
2024年04月09日 | 皆既日食 | (中心食)北米、太平洋など |
2024年10月03日 | 金環日食 | (中心食)南米南部、南太平洋など |
2025年03月29日 | 部分日食 | (部分日食)北大西洋、ヨーロッパ北部など |
2025年09月22日 | 部分日食 | (部分日食)南極、ニュージーランドなど |
2026年02月17日 | 金環日食 | (中心食)南極 |
2026年08月13日 | 皆既日食 | (中心食)北極付近、ヨーロッパ西部など |
2027年02月07日 | 金環日食 | (中心食)南太平洋、南米、南大西洋など |
2027年08月02日 | 皆既日食 | (中心食)アフリカ北部、インド洋など |
2028年01月27日 | 金環日食 | (中心食)南米北部、大西洋など |
2028年07月22日 | 皆既日食 | (中心食)インド洋、オーストラリア、ニュージーランドなど |
2029年01月15日 | 部分日食 | (部分日食)北米など |
2029年06月12日 | 部分日食 | (部分日食)北極付近、ヨーロッパ北部など |
2029年07月12日 | 部分日食 | (部分日食)南米南部など |
2029年12月06日 | 部分日食 | (部分日食)南極など |
2030年06月01日 | 金環日食 | (中心食)日本、ユーラシア大陸北部など |
2030年11月25日 | 皆既日食 | (中心食)アフリカ南部、南インド洋、オーストラリアなど |
2035年09月02日 | 皆既日食 | (中心食)日本、中国など |
2036年02月27日 | 部分日食 | (部分日食)オーストラリア、ニュージーランドなど |
2037年07月13日 | 皆既日食 | (中心食)オーストラリア、ニュージーランドなど |
2041年10月25日 | 金環日食 | (中心食)日本、アジア |
月食-2030年まで
日付 | 現象 | 国内観測可否 |
---|---|---|
2024年09月18日 | 部分月食 | 日本で見えない |
2025年03月14日 | 皆既月食 | 日本の一部で部分月食が見える(月出帯食) |
2025年09月08日 | 皆既月食 | 日本で見える |
2026年03月03日 | 皆既月食 | 日本で見える |
2026年08月28日 | 部分月食 | 日本で見えない |
2028年01月12日 | 部分月食 | 日本で見えない |
2028年07月07日 | 部分月食 | 日本で見える(月入帯食) |
2029年01月01日 | 皆既月食 | 日本で見える |
2029年06月26日 | 皆既月食 | 日本で見えない |
2029年12月21日 | 皆既月食 | 日本で見える(月入帯食) |
2030年06月16日 | 部分月食 | 日本で見える(月入帯食) |
星は一定の法則に基づいて移動するので、NASAは2050年、2100年とはるか先の予定までリストしています。ここまで先が見通せるって改めて考えるとすごいですね^^
まとめ
今回は北米ですが、月食は毎年、日食は部分日食や金環日食含めると日本で最短2030年に観測可能です。もちろん、曇ったり雨が降ったりすると観測してもあまり空に変化がありません。space.comの記者、Joe Rao氏がさまざまな天気パターンにおける見え方を教えてくれています。興味がある方はそちらもご覧ください。
これからの日食・月食が楽しみですね!
コメント