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ブルーオリジンとは — 宇宙旅行の実績・New Glenn成功・2026年以降の見通し


credit: Blue Origin https://www.blueorigin.com/ja-JP/about-blue

ロケット開発会社ブルーオリジンは19日、宇宙船「ニューシェパード」を打ち上げ約2年ぶりの宇宙旅行を成功させました。民間人が6人、うち1人は90歳と幅広い年齢層の方が参加し10分間の地上から約97kmで超微小重力状態を満喫しました。

参照:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-19/SDQP36DWLU6800
https://www.blueorigin.com/ja-JP/news/ns-25-mission-updates

ライブ映像の様子は https://www.youtube.com/watch?v=X_PkumtJ39c で見ることができます。

ブルーオリジン社とは

ブルーオリジン社はAmazonの創業者ジェフベゾス氏が2000年に設立したロケット開発会社です。ジェフベゾス氏が大の宇宙好きで、卒業式のスピーチで宇宙ステーションに人類のコロニーを作ると宣言したり2021年には自らブルーオリジン社のロケットに搭乗したりしたのはご存知でしょうか?

打ち上げ回数はイーロンマスク氏のSpaceXと比較すると少ないものの、初期開発段階での打ち上げ失敗率が低いことも特徴です。ロケットだけでなく、次の民間宇宙ステーション「オービタルリーフ」建設など有人宇宙飛行に関わる様々な事業を手掛けています。「ブルーリング(Blue Ring)」といった新たな大規模輸送機も建設中です。

23年は22年の打ち上げ失敗改修に集中し、12月に無人飛行を成功させています。今回もパラシュート3つのうち1つが開かないなど、一部運用上でトラブルは発生しました。とはいえ無事故で終わり、次回の改善に活かすとのことです。

今年は横河電機社と2月に業務提携を結んだこともYahooニュースで取り上げられています。

NASAからも追加出資を受けつつ、今後も創業者の大規模資本を如何なく発揮した開発が推し進められていくことが予想されています!

2025〜2026年の動き

New Shepard: 累計98名搭乗後、2年間の運航停止

2025年にNS-30(2月、6名搭乗)とNS-31(4月、歌手ケイティ・ペリーら女性6名が搭乗)の有人ミッションを実施。累計38回の飛行で98名がカーマンラインを超えた。

2026年1月30日、New Shepardの飛行を少なくとも2年間停止すると発表。NASAのArtemis計画向けBlue Moon月面着陸船とNew Glennの開発にリソースを集中するため(SpaceNews)。

New Glenn: 軌道打ち上げに成功

2025年1月16日にNew Glennを初打ち上げ。第2段が「Blue Ring Pathfinder」衛星を目的軌道に投入した。第1段の回収は失敗。

11月のNG-2(2回目)ではNASAの火星探査機ESCAPADEを打ち上げ、第1段の着陸船「Jacklyn」への着陸にも初成功した。

2026年2月末にはNG-3(3回目)としてAST SpaceMobileのBlueBird衛星を打ち上げ予定。2回目のミッションで回収したブースターを再利用する計画(Blue Origin)。

今後の見通し

時期予定
2026年New Glenn NG-3以降の打ち上げを継続
2028年以降New Shepard運航再開(見込み)
2029年Artemis V で Blue Moon月面着陸船を使用(NASA)
ブルーオリジンとは — 宇宙旅行の実績・New Glenn成功・2026年以降の見通し